HSP入浴で免疫力アップ

10月に入って急に寒くなり、風邪をひいたという声も多くきこえます。
これからの季節、風邪だけではなく女性の大敵「冷え」にも要注意。
そんな季節を元気に乗り越えるには、やはり免疫力が大事になってきます。
家で簡単にできる 免疫力増強の方法をお知らせします。

その前に、
昔から「冷えは万病のもと」と言われるように、身体を冷やすことは健康にとって好ましくありません。
では、身体を温めるとどんな良いことがあるのでしょう。

1.身体を温めることで「エンドルフィン」が出て、疲労や痛みが緩和します。
  また疲れを感じる物質「乳酸」の産生が遅れるので疲れにくくなります。

2.体が温まるとリンパ球が増加します。
  リンパがもっている免疫増強効果によってウイルスなどに感染しにくくなります。

身体を温めると良いことずくめのようですが、これだけではない、もっと素晴らしいことがあるのです。
それが、 ヒートショックプロテインHSPの存在です。

 HSPヒートショックプロテイン)とは熱ショックタンパク質のことを言います。
体は水分を除くと、ほとんどがタンパク質でできています。ストレスや病気でタンパク質が傷つくと、様々な不調がおきてきます。この傷ついたタンパク質を修復し、元気な細胞に戻してくれるのがHSPです。
そして、HSPの効果には病気の予防の他に、美肌効果で肌を若返らせる効果があります。

 HSPはもともと体内に存在していますが、加齢とともに減少します。
また、傷ついたタンパク質を修復するには、より多くのHSPが必要になります。つまり、体内に常に多くのHSPがあれば、治癒力を高め健康な体になれるということです。

では、HSPを増やすにはどうしたらいいの?

1番効果的なのが、”体を温める”こと。
つまり、HSPを手軽に取り入れられるのがお風呂です。
さらに効果的にHSPを増やすために考えられたのが「 HSP入浴法」です。

 

<入浴方法>
 *HSP入浴法を始める前に
  ・体温を数回測って自分の平熱を確認。
   入浴中も舌下で測れる体温計で、体温を測れると効果的です。
  ・十分な水分補給を行ってください。(目安は入浴前後で500ml)

 1.40度~42度の浴槽に10~20分つかり、体温が38度以上になるよう温める。
  (汗が出るのをめどに体を温めて。)
 2.入浴後はバスタオルなどで全身をくるみ、熱を逃さないよう10~15分間安静に。
 3.週2回、HSP入浴法を行うのが理想的。
  (HSPの最大の効果がでるのが、入浴法を行ってから2日後です)

 *長く続けていくと耐性ができてきます。
  効果が薄らいできたと感じたら、1~2週間ほどお休みしてください。

HSP入浴法は、疲れやすい、元気になりたいという人にはおすすめな入浴法です。

ちなみに、シャンスで行っている「温冷療法」もこのHSPに働きかけているので、身体が元気になって、お顔もコラーゲンたっぷりになるのですね

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