原因不明!?のめまい

この間,久しぶりに来てくださった方のお話。

指先まで痛みがでていた酷い五十肩を治療させていただいたのが最初で、肩の痛みが良くなってきてからも、眩暈や片頭痛などの治療をしていました。

 

この方の眩暈は、かれこれ1年ちょっとでていて、主治医から2,3軒の大学病院を紹介され、交通費も時間もかけて検査に行き、でも、結果は異常がみつからなくて原因不明のまま、処方された薬を飲みながらの毎日でした。

私もちょうど去年の今頃、この方の眩暈の治療をしましたが、治療をしたときは、すっきりして調子もよくなるけれど、またすぐに眩暈がでてくる。の繰り返しでした。

最近では、その眩暈が酷くなってきて、歩いていても身体が傾いて、道を真っすぐに歩けない状態が起きていたそうです。

眩暈だけでなく、ドライマウス、ドライアイの症状も悪化してきて、目はかすんで見えないし、口は乾いてしゃべるのもつらい。それに加え、物覚えも悪くなってきて仕事に支障がでてくる始末。認知症になるには、まだまだ早い年齢ですが、ご本人かなり深刻に悩んでいました。

そういう状態でずっと生活していましたが、2ヶ月くらい前には身体中に発疹が。

そして、ふと仕事中に手をみたら、手全体が紫色           

                

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身体の発疹といい、この紫の手といい、尋常ではない

もしやと思って、飲んでる薬を調べてみたら(毎食平均して7~8錠くらい薬を飲んでいたそうで、これには私もビックリでした)、ふらつき、口の渇き、胃の不快感など彼女が今だかえている身体の不調症状が、副作用としていくつもの薬に重複して書いてありました。

私も見せてもらいましたが、これだけ重複して同じ副作用がでる可能性の薬を約2年間、まじめに飲んでいたら、そりゃ、眩暈やドライマウス、なってもおかしくないんじゃない!?

で、飲むのをやめてみたら、あんなに酷かった眩暈も軽ーくなってきて、目も見えるようになってきたし、痩せる一方だった体重も少し増えてきたそうです

 

そんなこんなで、久しぶりに治療をさせていただいて、目もよりすっきり見えやすくなって、身体もなおさらに軽くなってお帰りいただきました。

 

 症状が増えるたびに増えていった薬。

「良くなるために」と出すほうも出されるほうも思い、

良くなると信じて飲んでいたわけですが…。

 

 知識や常識など頭で考えるより、身体の反応は正直です。

今起きている症状も、良くなるためにと思ってしていることが、逆効果になっていることもあるかもしれません。

私も、固定概念、思い込みを極力排除して…と、より意識を強くしました。

 

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      これが現在、薬をやめて2か月後の彼女の手です

      身体の本来持っている力を信じて